労働者と雇用者
こんばんはー
今夜は21時に就寝、翌日1時に起床という不思議な生活をしてしまったので、この時間の投稿になります。笑
電通の女性社員過労死が問題となっていますね。
私たちはメディア越しの情報しか得ることができませんので、どこまでが事実でどこからが過剰報道なのか分かりませんが、少なくとも電通の労働環境が労働基準を超えていることは間違いないみたいです。
「大企業に勤めたらこんなの当たり前だよ」といえばそれまでかもしれませんが、そこまで軽視していいようなニュースだとは思えません。
もしかしたら今回の事件がきっかけで、「私が自殺したら世の中の労働環境を変えられる!」と考える人が出てくるかもしれません。
これはよくないことですが、この先どうなるかは誰にも分かりませんよね。
今回は労働をテーマに少しお話したいと思います。
労働について考える際、私は二つの視点が大事だと考えています。
一つ目は労働者目線、もう一つは雇い主目線です。
ここまでのお話のほとんどは労働者目線でしたが、雇い主目線になるとどうでしょうか?
アルバイトを例に挙げますと、労働者目線だと時給が高くて楽な仕事がいいです。しかし、雇い主目線になると人件費が安く多くの仕事をしてくれる人の方がいいです。
お互いに意見は対立していますが、共通している点があります。
それはどちらも自分中心で物事を考えているということです。
自分中心に考えることは人間の本能であり、悪いことではありません。(性悪説をとれば話は別ですが笑)
私が言いたいのはどちらかが楽な方、得する方ばかり追求するともう一方が苦しくなり、損をするということ。
物事を自分ベースに考えることは必ずしも良いとは言えません。
「みんな苦しい中頑張ってるからお前も一緒に頑張ろう。」
「みんなが」というのは理由になりません。
「みんないじめられているのだからお前も今のいじめに耐えなさい。」と言っているのと一緒です。
自分がサービス残業しているから部下にもサービス残業させるのは理由になりません。
自分ベースに物事を考えすぎるとこのようなことになってしまいます。
アルバイトの話に戻しましょう。
労働者が自分中心で考えた場合、それは大して問題になりません。
どんなに時給が良くて楽なアルバイトをしていてもなんの問題もないでしょう。
しかし、雇用者の場合そうはいきません。
基準を下回る時給、労働条件を課すと法律で罰せられます。
どちらも自分中心で考えてるだけなのに、、、
いかに自分中心で物事を考えてしまっているのか、そしてそのことが他の人にどういう影響を与えているのか。
このことを理解し、周りに与える影響まで考慮し行動すれば、労働問題も少しは解消されるかもしれません。
問題指摘より解決策の提示を重要視する私ですが、今回はなんの解決にもならないお話になってしまいました。
今回は雇用者の立場に立つと、こんな考え方もできるよ!というお話でした。